これは過去の号です。けさの朝刊へ →
ローソンが215万件、ブックオフが最大643万件。この1か月だけで、世界では延べ3億人分を超える個人情報の漏えいが公表されました。攻める側にも守る側にもAIが入り込んだいま、自分のアカウントを一度見直すのがいちばん確かな防御です。
今日の三面
ITmedia NEWS
- ローソンのアカウントサービス「ローソンID」に不正アクセスがあり、約215万件の個人情報が漏えいした
- アプリ上でユーザー本人に情報を表示するための仕組みが狙われた。同じ8日にはブックオフも最大643万件の漏えいの可能性を公表
- 9月以降、世界で公表された漏えいは延べ3億人超。使い回しのパスワードを替え、多要素認証を有効にしておきたい
BBC News Japan
- ウクライナ北部の集合住宅に7日、ロシアのミサイルが直撃し、就寝中の子ども5人を含む19人が死亡。30戸が壊れた
- 東部でもバスなどへの攻撃で33人が死亡し、ゼレンスキー大統領は「断固として」対応する考えを示した
- 民間人を巻き込む攻撃が連日続き、冬を前にエネルギーや交通への被害の広がりが懸念される
ITmedia NEWS
- OpenAIがChatGPTに新モデル「GPT-6」を搭載し、無料版を含む全ユーザーへ順次提供を始めた
- 回答の中に図や操作できるボタン、フォームなどの画面を生成する「Intelligent UI」を備え、答えが“使える道具”になる
- 一方、8日の米株式市場ではOpenAIの売り上げ見通しが予測を下回ったとの報道でナスダックが一時1.7%下落した
時事・国際・政治
CNN.co.jp
- 米議会調査局(CRS)の報告書で、イランとの戦争で破壊・損傷した米軍機が81機に上ることがわかった
- F35戦闘機やE3早期警戒管制機も含まれ、被害額は最大5220億円と見積もられている
- トランプ大統領は11月の中間選挙前にイランを攻撃する考えはないと主張しており、戦費の重さが議会の論点になりそう
NHK 国際
- イエメンの反政府勢力フーシ派が8日もサウジアラビアの首都リヤドを弾道ミサイルで攻撃したと発表した
- 7日にはサウジの2つの空港が攻撃され3人が死亡。イエメン政府軍の攻勢と合わせ、攻撃の応酬が激しくなっている
- 紅海の航路やエネルギー供給にも関わる地域で、原油価格や物流への影響が警戒される
NHK 国際
- ウクライナが捕虜の北朝鮮兵を韓国に移送したと公表したことに韓国政府が反発し、駐ウクライナ大使を召還する
- 捕虜の北朝鮮兵の扱いは南北関係にも関わる繊細な問題で、ウクライナ側の公表をめぐり両国の関係が悪化している
- ウクライナ側は協議で解決を図るとしており、両国の関係修復がどう進むかが焦点
NHK 政治
- 来年春の統一地方選挙について、政府は前半の知事選などを4月11日、後半の市区町村長選などを4月25日に行う方針
- 日程を定める特例法案を自民党に示した
- 知事選や市長選が一斉に行われる大型選挙で、各党の地方での態勢づくりが本格化する
テック・AI・開発
CNN.co.jp
- イランの工作員がOpenAIのAIモデルや架空の人物を使い、米国の対イラン戦争を批判する記事を複数の米メディアに掲載させていた
- OpenAIが発表した。AIで「それらしい書き手」を量産し、報道の場に紛れ込ませる手口が実際に使われたことになる
- メディアの寄稿受け付けや本人確認の仕組みが、AI時代の情報工作への防波堤として問われる
ITmedia NEWS
- Googleが、AI生成コンテンツを見分ける判定ツール「SynthID Detector」を一般公開した
- これまではジャーナリストや研究者などに限っていた。OpenAIやNVIDIA製サービスの生成物も対象になり、Appleも対応予定
- 偽記事や偽画像を見抜く道具が誰でも使えるようになる。ただし判定できるのは対応する透かし入りの生成物に限られる
ITmedia NEWS
- 相次ぐ不正アクセスについて、専門家は攻撃の特徴から「AIが使われていない方が不自然」と指摘する
- 個々の事件でAI使用を外から断定はできないとしつつ、攻撃の速さや規模がこれまでと違うという
- 別の分析では、増えているのは攻撃そのものより「発覚」だとの見方も。守る側も検知と公表の体制が問われている
NHK 主要
- 声優などが加入する業界団体が、生成AIで声を使う際のガイドラインを初めて作成した
- AIで声を利用するときは事前に本人の許諾を必須とすることなどを盛り込み、企業などに周知していく
- 声は顔と同じく本人の財産という考え方が広がる中、AI音声を使う個人開発でも素材の権利確認が欠かせない
GIGAZINE
- オープンソースのAIエージェント「Hermes Agent」が2400万回以上ダウンロードされる人気になっている
- 開発元のNous Researchは10月7日に9000万ドル(約142億円)を調達し、企業向け事業を広げる
- オープンソースで普及させてから企業向けで稼ぐ、AIエージェントの定番の勝ち筋がまた一つ現れた
ビジネス・経済
NHK 主要
- 8月の家計調査で、2人以上の世帯の消費支出は物価の変動を除いた実質で前年同月比3.1%減った
- 減少は9か月連続。物価高が続く中で、家計が支出を絞る状態が長引いている
- 一方で9月の街角景気は5か月連続で上向いており、実際の支出と景気の実感とのずれが続く
NHK 経済
- 今年度上半期の全国の倒産は5300件あまりで、この時期としては2年連続で5000件を超えた
- 中東情勢や円安による原材料・エネルギーの値上がりが背景にある
- 居酒屋など人手と仕入れの負担が重い業種で特に厳しく、下半期も高い水準が続くかが注目される
NHK 経済
- 「ユニクロ」のファーストリテイリングの8月までの1年間の最終利益が5400億円あまりとなり、過去最高を更新した
- 国内外ともに好調だった
- 消費全体が伸び悩む中でも、価格に見合う価値を示せる企業には客が集まる二極化がうかがえる
NHK 経済
- 日銀が地域経済報告を公表し、多くの地域から世界的なAI関連需要の拡大で生産が増えているとの報告があった
- 半導体製造装置などの生産が伸びており、AIブームが地方の工場にも波及している
- 日銀の利上げ判断の材料にもなる。一方でOpenAIの業績懸念など、AI需要の先行きには揺れもある
科学・雑学
はてブ総合
- OpenAIが、数学の未解決問題を372個解いたとする発表を10月7日に行った。解けた問題のリストとプレプリントも公開
- 数学ブロガーは、その中にリーマン予想の零点の評価に関わる進展があったかもしれないと解説している
- 数が多いだけに、各結果が本当に正しく新しいのか、数学者による検証はこれから
はてブ学び
- 土星の衛星エンケラドゥスの内部海を模した強アルカリ性の実験環境で、地球の微生物の一種が増殖した
- ドイツのミュンヘン大学の研究チームによる成果で、氷の下の海が生命の住める環境かを調べる手がかりになる
- 地球外生命を探す探査で、どこを狙えばよいかの判断材料が一つ増えた
CNN.co.jp
- 古代エジプトの王を埋葬する大規模施設の周辺で見つかった人骨を法医学的に調べたところ、生け贄の召使いと判明
- 王の死に際して召使いが捧げられていたことが、骨の分析から裏付けられた形
- 王の死に人の命まで捧げさせた、古代エジプトの王権の強さをうかがわせる発見
ナゾロジー
- 毒ヘビほど目立つ色をしている傾向があることがわかった
- ハチやヤドクガエルのように、派手な色で「食べると危ない」と天敵に知らせる戦略がヘビにも広く見られる
- 自然界の色は隠れるためだけでなく、見せるためにも進化してきたことを示す
おもしろ・カルチャー・人文
GIGAZINE
- 数十万曲のAI生成楽曲を配信し、ボットで数十億回再生させて12億円以上のロイヤリティを得た男に18か月の拘禁刑
- 2024年に逮捕されていた。再生回数に応じて分配される仕組みの穴を突いた手口だった
- AIで「量」が無限に作れる時代、再生数で報酬を分ける仕組みそのものが見直しを迫られている
現代ビジネス
- 100人の候補から最高の1人を選ぶには何人目で決めればいいか。有名な「秘書問題」を使った思考法の解説
- 最初の数件は「基準をつくる期間」として見送り、その後に基準を超えたものを選ぶのがよいとされる
- 店選びや物件探しで迷い続けないコツになり、ゲームの意思決定の設計にも応用できる考え方